小正月ー1月15日

2023年1月2日

 

今日1月15日は、小正月です。

今ではあまり言われなくなりましたが、この小正月で正月は本当に終わりです。

小正月があるということは、大正月があるのか?

「あります。」

今普通に言っている正月が、大正月です。

大正月は、1月1日から7日の事を言います。

関東では、江戸時代以降7日までを松の内としていますから小正月は?てな感じになるのかもしれません。

でも全国的には、15日までを松の内としている地方が多いようですね。

 

1月1日を正月と呼びますが、日本の古代は月の周期を一ヶ月としていて、最初の満月の日を正月としていました。

その名残が、小正月というわけです。

 

大正月は年神や祖霊への祭礼が主となり多くの人を向かい入れたりしますが、小正月は別名女正月とも言われ豊作祈願など家庭的な行事が主となります。

年末から正月のかけて働き詰めの女性への労いの意味もありました。

小正月は、「元服の儀」と重なっていましたので、以前は祝日の「成人の日」とされていましたよね。

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小正月の行事と習慣

1.どんど(どんと)焼き

14日の夜もしくは、15日朝に門松や正月飾りを焼いて、その炎でお餅を焼いて食べる火祭りの一種です。

田んぼや河原で行われますが、東京に住んでいるとなかなか見ることはありませんよね!

私は1月8日以降がど松と正月飾りは近くの神社に納めに行きます。

この間、朝その神社に大型のごみ収集車が来てるのを見て、門松とかをあれで収集するのかなと思い、少し寂しい気分になりました。

とはいえ元々どんと焼は、年神様を炎で天にお返しするわけですから、焼却炉の炎でも構わないのかもしれません!

2.小豆がゆ

「土佐日記」や「枕草子」にも記述があり、小正月朝の定番です。

小豆の赤色には、邪気を祓う力があると言われ、小正月の朝にこれを食する習慣は、多くの地方にあります

この邪気を祓で、五穀豊穣や子孫繁栄を祈る農耕神事だったようです。

3.豊作祈願

よくスーパーやショッピングモールの正月飾りでピンクと白の玉のついた飾りがありますよね。

あれは本来小正月に飾っていた、豊作祈願のお飾りです。

「削り花」「粟穂(あわほ)」「稗穂(ひえぼ)」「餅花」「まゆ玉」などといろいろな形で飾られています。

 

東京にいるとどんど焼きすら見ません。

古くからある行事家庭でできるものは、真似事でもいいから継承したいものですね。

 

 

 

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