北野神社|願い事をかなえてくれる「ねがい牛」が鎮座する牛天神

2023年7月18日

牛天神北野神社
我が家の梅もぽつぽつ咲いてきましたし、近所の紅梅は満開でした。

梅を見る時期としては少し早いですが、天神様に行こうという気がしました。

昨年は亀戸天神に行きましたから、今年は別の天神様へ行こうと思い調べたところ牛天神が比較的近くにあるので行ってきました。

江戸三大天神と言うと湯島天神・亀戸天神・平河天神を指し、関東三大天神だと平河天神ではなく谷保天神が代わりに入るようです。

今回行ってきた牛天神北野神社は、東都七天神の一つに数えられています。

東都七天神とは、十返舎一九が著した『菅神御一代文章』に記載のある江戸の天神・天満宮七社を指します。(亀戸天神社平河天満宮牛天神北野神社・西向天神社・五条天神社・仲町氷川神社境内関谷天神・湯島天神

この七社は現存していて、今でも拝観できます。

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▼目次

  1. 沿革
  2. Picture
  3. 基本情報
  4. 御朱印・おみくじ
  5. まとめ

沿革

こちらの神社の創建は、鎌倉時代と言われ、源頼朝がこの地にあった岩に腰かけ休息をとったところ、夢に牛に乗った菅原道真が現れ「二つの喜びがある」と告げられたという伝承が有ります。

その翌年その喜びがあり、頼朝はこの地の岩を祀り、牛天神を建てたとされています。

現在でも「ねがい牛」を撫でると、願いが叶うという言い伝えがあります。

源平の合戦のさなかの元暦げんりゃく元年(1184年)源頼朝により当社は創建されました。

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Picture

参道&鳥居

牛天神北野神社参道牛天神北野神社鳥居

牛天神北野神社入口

参道の階段は、なかなかの急勾配です。両脇には梅が咲き良い撮影ポイントです。

手水舎

牛天神北野神社手水舎

牛天神北野神社手水舎

この手水舎は、平成14年に菅公昇神1100年を記念して、氏子、崇敬者より奉納されたものです。

この花びらをモチーフとした手水舎は、彫刻家石田榮一氏の作品です。

私たちは昼間に行ったため見れませんでしたが、この手水舎は夜はライトアップされるそうです。

おみくじ結び

牛天神北野神社おみくじ

おみくじ結びも、菅原道真の愛した牛をモチーフしているところがさすが天神社

狛犬

牛天神北野神社狛犬 牛天神北野神社狛犬

右の狛犬は、母親なんですね!子犬が乳を飲んでいます。

拝殿・本殿

牛天神北野神社

撫で岩(ねがい牛)

牛天神北野神社牛石

道真公は、御生前大変牛を可愛がられた事でも知られております。牛天神境内にある、なで石(自然石)は、源頼朝公が奥州へ東征の途中、此の地に休まれたとき、夢の中に牛に乗られた菅原道真公が現れ、願いが叶うことを告げられました。その後、ここにあった牛に似た石を御神体とされ、大宰府天満宮より御魂を勧請されたと伝えられており、これが撫で岩の発祥で牛天神の始まりです。(牛天神社と呼ばれていました。)

撫でるとねがいが叶うと言われており、今日まで多くの人々に信仰されております。

【先ず願いながら真心を持ってねがい牛の頭の部分を撫でさすり、心に念じつつ何事も唯々誠心誠意純真な気持ちを持って夫々にお願いをしてください。天神様は、聞とどけて下さるでしょう。】

※遠方よりお越しの方は、ガーゼを境内のお水で濡らし、ねがい牛の口元に触って気を入れ、ビニール袋などに入れて持ち帰り、寝る際に枕の下に入れると、2つの願いが叶うと言われています。

出典:牛天神HPより

しめ縄で囲まれていますので、本当に撫でてよいものなのか少しためらってしまいます。

神社内にあるものは、あまりみだらに触れるのはタブーという意識が有りますが、HPに書かれていますから、心を籠め感謝をしながら撫でてきました。

▼伯牛

牛天神北野神社

どこの天神社でも、菅原道真が愛した梅と牛は必ずあります。

 

摂社・末社

牛天神北野神社

太田神社・高木神社は、芸能の神・天鈿女命(あめのうずめのみこと)と道の神・猿田彦命(さるたひこのみこと)の御夫婦と宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)を祀っている牛天神内の神社です。

こちらの神社は、芸能関係の神様ですから、若手芸人さんたちがお参りに来るそうです。

また貧乏をなくしてくれる神様としても有名です。(下記コラム参照)

 

太田神社の御由緒昔々、小石川の三百坂の処に住んでいた清貧旗本の夢枕に一人の老婆が立ち、「わしはこの家に住みついている貧乏神じゃが、居心地が良く長い間世話になっておる。そこで、お礼をしたいのでわしの言うことを忘れずに行うのじゃ…」と告げた。
正直者の旗本はそのお告げを忘れず、実行した。すると、たちまち運が向き、清貧旗本はお金持ちになる。そのお告げとは─
「毎月、1日と15日と25日に赤飯と油揚げを供え、わしを祭れば福を授けよう…」
以来、この「福の神になった貧乏神」の話は江戸中に広まり、今なお、お告げは守られ、多くの人々が参拝に訪れている。

出典:牛天神HPより

神話などに多いパターンですよね。

神様は忘れられていることをひどく怒り祟りますが、定期的に思い出し繰り返し祀ることにより祟り神が守護神のようになってくれます。

氏神様や、崇敬する神社には、定期的に行きたいものです。

境内スナップ

▼中島歌子の歌碑

▼ご神木と梅

▼絵馬

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基本情報

 所在地  〒112-0003 東京都文京区春日1-5-2
 電話 TEL : 03-3812-1862 / FAX : 03-3868-0477
公式HP http://ushitenjin.jp/
 主祭神 天満大神(菅原道真)
 創建 1184年
 例大祭 5月24日・25日
 アクセス 地下鉄丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩10分
地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 徒歩10分
JR中央線・地下鉄東西線・南北線・大江戸線・有楽町線 飯田橋駅 徒歩10分


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御朱印・おみくじ

北野神社御朱印

御朱印は、期間限定の物がありますHPで確認してくださいね。

御朱印の受付時間は当日の「午前9時〜午後4時」

初穂料は500円です。

葛飾北斎 冨嶽三十六景「礫川雪ノ旦」オリジナル御朱印帳も販売しています。

期間限定の御朱印とオリジナル御朱印帳が有りますので、定期的に伺いたい神社です。(忙しくて行けないのが悲しい)

 


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まとめ

こじんまりした境内ですが、ねがい牛や貧乏を解消してくれる、高木・太田神社など、なかなかの神社です。

天満社と言えば学業成就ですが、それだけでないところがここの魅力です。

飯田橋・水道橋界隈は、なかなかパワースポットの宝庫です。

私たちはこの後、伊勢神宮の別院東京大神宮に行く予定です。

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