明顕山祐天寺|徳川将軍家ゆかりのお寺

2020年7月16日

祐天寺本堂

本堂(国登録有形文化財)

東急東横線の祐天寺駅から徒歩10分くらいの所にあるのが、明顕山祐天寺です。

今回は、祐天寺駅から祐天寺を巡り中目黒八幡神社により中目黒駅までのコースで歩いてきました。

祐天寺自体は現在の街表記では、祐天寺という町ではなく中目黒に存在します。

祐天寺(町)は、祐天寺とは駒沢通りを挟んだ反対側になります。

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▼目次

  1. 沿革
  2. ご本尊とご利益
  3. 境内Pick Up
  4. 御朱印
  5. 周辺情報
  6. 基本情報
  7. まとめ

祐天寺沿革

江戸中期に、芝の増上寺の第三十六世を務めた祐天上人という方がいます。

この佑天上人の遺言により、弟子の裕海により建立された浄土宗のお寺です。

ただこの時代新規に寺を造営することが禁止されていた時代で、八代将軍吉宗の許可を得てこの地にあった善久院と言うお寺を改め祐天寺としたと伝わっています。

今の時代でも法律の隙間をついて特例をなすことは有りますが、将軍の御威光はやはり強かったのでしょうね。

ただ佑天上人は、民衆だけではなく将軍家や皇族からも篤い帰依を受けていた徳の高い方でしたから、このような特例が通ったのでしょうね。
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ご本尊とご利益

ご本尊 祐天上人像
阿弥陀如来
御利益 開祖の祐天上人は御祓いが有名で、当時祐天上人のおかげで病が治った人が多数いたと伝えられています。

無病息災・厄災消除

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境内Pick Up

祐天寺表門(国登録有形文化財)

祐天寺表門

将軍や武士のみが出入りできた表門です。現在は我々庶民も出入りできます。

仁王門(目黒区指定有形文化財)

祐天寺仁王門

この仁王門は、3間1戸形式の八脚門の形を取っています。

正面左右は仏師法橋石見という方が作った仁王(金剛力士)像を配し、境内側に鎌倉時代の名匠運慶作と伝えられる持国天像・増長天像が安置されています。

地蔵堂と地蔵堂門(国登録有形文化財)

祐天寺地蔵堂門 祐天寺地蔵堂

▼地蔵堂内水屋

祐天寺地蔵堂内水屋

奥に見えるのが精進殿です。

阿弥陀堂(目黒区指定有形文化財)

祐天寺阿弥陀堂
五代将軍綱吉の息女竹姫の寄進により建立されたものです。

正面が阿弥陀堂で、右に小さく映っているのが五社稲荷神社です。

祐天寺阿弥陀堂

境内Picture

▼書院(国登録有形文化財)
祐天寺書院

▼子もり地蔵尊
祐天寺こもり地蔵尊

▼境内
    
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御朱印

祐天寺御朱印

開祖裕天上人が書いた独特の「南無阿弥陀仏」をスタンプしてある御朱印です。

上の写真の石碑の文字がモデルです。

初穂料・・・・300円

本堂右側に社務所があります。

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周辺情報

中目黒方面から歩いてくると、途中に縁結びとして有名な中目黒八幡神社があります。

中目黒八幡神社|縁結びで有名な中目黒の八幡様

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基本情報

所在地 東京都目黒区中目黒5-24-53
電話 03-3712-0819
公式HP 祐天寺公式HP
山号 明顕山
宗派 浄土宗
正式名 明顯山善久院祐天寺
御本尊 祐天上人像・阿弥陀如来
創建年 1718年(享保3年)
開基 祐海上人
勧進開山 裕天上人
札所等
文化財 祐天寺表門(国登録有形文化財)

阿弥陀堂(目黒区指定有形文化財)
書院(国登録有形文化財)

アクセス 祐天寺駅より徒歩8分

中目黒駅より徒歩15分

 

まとめ

徳川将軍家との所縁が強く、境内はゆったりしていてとてもなごめる空間になっています。

訪れた日は、幼稚園児が遊びに来ていてニギヤカでほほえましい空間となっていました。

私はこの後、歩いて5分ほどにある中目黒八幡神社に向かいました。

閑静な住宅街を眺めながら、寺社仏閣巡りできるのが東京散歩らしいところです。

 

(写真は2017年1月31日撮影です。)

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