武蔵野八幡宮:吉祥寺の総鎮守

2021年5月4日

武蔵野八幡神社
私は普段よく吉祥寺に買い物に行きます。井の頭公園内にある、弁天堂には良く参拝するのですが、武蔵野八幡宮は、初めての参拝です。

吉祥寺北口を出てサンロードを北側に向かって歩いていくと、五日市街道へと出ます。

五日市街道を左に曲がると吉祥寺通りとの交差点があり、そこに武蔵野八幡宮があります。(五日市街道の前に、本町新道と言う太い道がありますから間違えないようにね)
吉祥寺通り信号
吉祥寺駅から、徒歩で7分くらいで着きます。(信号も八幡宮前となっています)

駅からそれほど遠くないのですが、五日市街道まで来るとそれほどお店がないんですよね!それで初めての参拝となってしまいました。(存在はず~と知っていましたよ!!)

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▼目次

  1. 沿革
  2. ご祭神とご利益
  3. 境内Pick Up
  4. 御朱印
  5. 周辺情報
  6. 基本情報
  7. まとめ

沿革

中央線の阿佐ヶ谷から三鷹にかけては、大宮八幡宮荻窪八幡神社井草八幡宮・武蔵野八幡宮・三鷹大八幡神社と多くの八幡社があります。

この辺りは東北地方に向かうための街道が整備されていて、東北地方に出陣する武将たちが武神たる八幡神を祀って戦勝祈願したことが起源となっている神社が多くあります。

その中でも武蔵野八幡宮を創建した坂上田村麻呂は、平安初期の武人で二度征夷大将軍に任命されています。

その田村麻呂が、延暦8年宇左八幡大社を勧請して建てられたのが当社とされています。

延暦8年頃の田村麻呂はまだ若く、近衛少将にして越後介を兼任している時期で、よく延暦9年に越後守へと昇格しています。

源氏の武将が東北に赴くときにこの周辺に八幡社を建てたのとは、少し事情が違うのかもしれません。

武蔵野八幡宮が、興隆してくるのは江戸時代になってからです。

江戸時代には何度も大火事があり、特に明暦の大火(明暦3年)と呼ばれる火事は江戸市中の大半を焼く大参事でした。

余談ですが、この大火で江戸城の天守閣も焼失し、それ以降再建されることはありませんでした。

この大火と翌年にも大規模な火事が発生し、その時江戸本郷元町(現:文京区本郷一丁目、水道橋駅付近)の諏訪山吉祥寺と門前町もまた焼失してしまいました。

大火後の再建計画を立てた幕府は、本郷元町周辺に大名屋敷を移し、周辺住民たちを現在の吉祥寺へと移らせました。

諏訪山吉祥寺の門前町の住民が、現在の吉祥寺に移り住んだことから地名が吉祥寺になっています。

吉祥寺駅周辺には諏訪山吉祥寺はなく、現在は本郷から少し離れた文京区本駒込三丁目にあります。

この当時の武蔵野八幡宮は祠しかないような状態でしたが、移り住んだ住民たちが徐々に本殿などを建てていきました。

今では、八幡宮を名乗るほどになっています。

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ご祭神とご利益

 ご祭神 誉田別尊・比賣大神・大帯比賣命
 相神
 御利益 商売繁盛・開運厄除・家内安全

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境内Pick Up

▼鳥居

正面大鳥居
武蔵野八幡宮大鳥居
西鳥居
武蔵野八幡宮西鳥居
吉祥寺通りに面していますが、普段を閉じられています。

▼手水舎

武蔵野八幡宮手水舎
少し奥まっているので、見逃してしまいます。

▼狛犬

武蔵野八幡宮狛犬右
よく見ると子狛犬が足元にいます。

武蔵野八幡宮狛犬左
失礼ですが、頭でっかちな狛犬です。

▼社殿・拝殿

武蔵野八幡宮本殿横 武蔵野八幡宮
武蔵野八幡宮の敷地はあまり広くないのですが、本殿は立派な造りです。

▼神楽

ありません

▼社務所

武蔵野八幡宮社務所
正面入り口の右側で、お神札・お守り、御朱印を頂けます。

不在の場合は、入り口横に呼び鈴があります。

▼摂社・末社

武蔵野八幡宮摂社 武蔵野八幡宮摂社

武蔵野八幡宮摂社狛犬左 武蔵野八幡宮摂社狛犬右
境内社の社(やしろ)は一つですが、厳島神社・稲荷神社・須賀神社・疱瘡神社・三島神社・出雲神社・大鳥神社をお祀りしています。

社の中をのぞくと小さな大黒様が、鎮座しています。武蔵野八幡宮は、武蔵野吉祥寺七福神の一つになっています。

大鳥神社もありますから、酉の市も開催されます。

▼境内

武蔵野八幡宮井之頭弁財天
「神田御上水井之頭辨財天」
井の頭弁財天の道標ですが、もともとは対角にあったのですが大正時代に道幅拡張で移転し、平成20年に武蔵野八幡宮内に移設されました。

銘には、天明5年と書かれていますから1785年に造られたものです。その頃には弁才天詣でで、この周辺は随分と人通りが多かったのかもしれませんね。

武蔵野八幡宮保護樹林
武蔵野市の保護樹林に指定されている樹木です。
武蔵野市保護樹林

武蔵野八幡宮戦没者慰霊脾
戦没者記念碑

武蔵野八幡宮柑橘系樹木
西鳥居の左側に多くの柑橘系の実がなっていました。

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御朱印

武蔵野八幡宮御朱印

初穂料・・・300円

受付時間:午前10時~午後5時まで

社務所:社殿左側

*御朱印は基本墨書きですが、宮司不在の場合は書き置きになります。

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周辺情報

武蔵野八幡宮は五日市街道沿いにあるのですが、その向かい側の区画には蓮乗寺・光専寺・月窓寺があります。

また隣には、元別当寺であった安養院があります。

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基本情報

所在地 〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-1-23
電話 0422-22-5327
公式HP 公開していません
主祭神 誉田別尊
比賣大神
大帯比賣命
社格 村社
創建 789年(延暦八年)
創始 坂上田村麻呂
例大祭 9月15日
アクセス JR中央線・総武線・京王井の頭線・東京メトロ東西線「吉祥寺駅」 徒歩10分

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まとめ

この日は来年の手帳を買おうと思って吉祥寺のLoftに来たのですが、吉祥寺の総鎮守にお参りしていないのは失礼と思い参拝しました。

今年はコロナ禍で、神社・仏閣へほとんど足を向けていませんでしたが、やはり神社の空間に入ると気が引き締まりました。

こういう時こそ、神社・仏閣へと参拝しないといけないと思った次第です。

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※記事の情報は、参拝当時の情報です。

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