山王日枝神社|神猿様が迎えてくれる最強のパワースポット!
山王日枝神社は、東京十社の一つで赤坂に鎮座しています。同じ東京十社の赤坂氷川神社とは、徒歩10分くらいの距離です。
十社巡りの最初に、この二社を選びました。
この日は先に赤坂氷川神社に参拝し、日枝神社へと向かいました。
赤坂氷川神社の東側の鳥居を出ると氷川坂があります、鳥居を出て左方向に坂を下り突き当りを右に行きすぐ左に曲がると赤坂通に出ます。
赤坂道理を右に10分ほど歩くと大きな鳥居があります、そこが山王日枝神社です。
地元の人には、お山と呼ばれているそうで、石段は結構急です。
赤坂通りに面している大鳥居側から入ると、エスカレーターがありますので楽に登れます。
赤坂氷川神社は閑静な立地にありましたが、そこから10分の距離なのに全く違う町並み、まさに赤坂です。
山王日枝神社は、都会の祈りの場といった雰囲気で、多くの参拝客で賑わっていました。
▼目次
沿革
山王日枝神社の詳しい創建は不明のようですが、文明10年(1478年)太田道灌が江戸城築城にあたり当社を勧請したとされています。
太田道灌は川越の地を本拠としていましたが、千葉氏への牽制などの必要性から江戸に築城しました。
その縁で、川越の無量寿寺(現在の喜多院・中院)の鎮守である川越日枝神社を勧請したのが始まりです。
徳川家康は当社を江戸城の鎮守とし、二代将軍秀忠が社地を江戸城外の麹町隼町に遷座しています。
江戸時代には大火事が多く、明暦の大火(1657年3月2日 – 4日)の折には社殿を焼失してしまいました。
四代将軍家綱の時代に現在地に遷座しました。この土地は元々松平忠房の屋敷だったところです。
山王日枝神社は江戸城から見て裏鬼門に位置しています、三度場所を変えていますが裏鬼門の方位は変わっていません。
裏鬼門がいかに重要かを示しています。
明治時代になりまず准勅祭社となり、明治5年には東京府の府社になっています。
さらに明治15年(1882年)に官幣中社になり、大正元年(1912年)には念願の官幣大社に昇格しています。
昭和になり東京大空襲では社殿を焼失してしまい、昭和33年に再建しています。
ご祭神とご利益
主祭神
大山咋神(おほやまくひのかみ)
大山咋神という神様は、大国主の兄弟に当たる出雲系の神様です。
相殿
国常立神(くにのとこたちのかみ)
伊弉冉神(いざなみのかみ)
足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)
境内Pick Up
鳥居
山王日枝神社は、鳥居の上に山が載っているような特殊な鳥居で、こちらの神社独特のものです。
上の写真の鳥居は、外堀通り沿いに建っている裏参道の大鳥居です。山王日枝神社は結構勾配の高い参道ですが、こちらの裏参道から入るとエスカレーターが有るので楽です。
表参道の階段は結構急でつらいですよ。
摂社・末社
拝殿の右側を行くと末社が有り、左に山王稲荷神社、右に猿田彦神社が並んでいます。
最強のパワースポット神猿様
鳥居をくぐると普通の神社では、狛犬が迎えてくれますが、こちらの日枝神社は神猿様が迎えてくれます。
本殿に向かって右がオスの神猿様、左がメスの神猿様です。
猿は神様と人間を橋渡ししてくれる存在として、昔から信仰を集めています。
主祭神の大山咋神は、山の神様ですから神猿さまが私たちの願いを神様に伝えてくれるのでしょうね。
「さる」と言う音は、勝る(まさる)や魔がさるという言葉と結びつき勝運や厄除けの信仰となっています。
「えん」と音読みすると、縁(えん)と結びつき商売繁盛や縁結びの神様とも結びついています。
信仰を集めている猿神様ですから、お賽銭箱もちゃんと出てます。
皆さんお身体をなぜていく様です。
御朱印・授与品
▼御朱印
山王日枝神社の御朱印は、参拝記念の小札と本のしおりがおまけで付いてきます。
御朱印料500円です。
▼「日枝の霊水」心と体を浄化
日枝神社で販売している日枝の霊水です。
これは比叡山を望む滋賀県大津の二千尺の地下から湧き出す、湧き水です。
この霊水は、体の隅々まで浸透して、浄化してくれるそうです。
価格は400円です。
清水には念や気が転写されやすいので、霊水というものが多く作りやすいのかもしれませんね。
ミネラルウォーターと思ったら、高いですよね!!あくまでも霊水です!
▼福豆
ちなみに後ろの鬼の面は、ついてきません。
福豆のみは500円、マス付きは1,000円にて販売してます。
社務所受付:9時〜17時
御祈祷受付:9時~16時30分
周辺情報
基本情報
所在地 | 東京都千代田区永田町2-10-5 |
電話 | TEL:03-3581-2471 FAX:03-3581-2077 |
公式HP | http://www.hiejinja.net/ |
主祭神 | 大山咋神 注1 |
社格 | 官幣大社・別表神社 |
創建 | 不詳 |
例大祭 | 6月15日 |
アクセス | 東京メトロ千代田線「赤坂駅」出口2より徒歩3分 東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王駅」出口7より徒歩3分 東京メトロ千代田線「国会議事堂前駅」出口5より徒歩5分 東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」出口11より徒歩8分 |
注1:大山咋神
日本神話に登場する神。「咋」は「杭」に当てた文字。神が依り憑く棒を神格化した神とも,山頂の境界となる棒を神格化した神ともいわれる。『古事記』によれば,穀物などの実りの神である大年神と天知迦流美豆比売との間に生まれた子で,近江国の日枝の山(大津市の日吉大社),また葛野の松尾(京都市西京区の松尾大社)にいて鳴鏑(音を立てて飛ぶ矢)を持つ神であり,山末之大主神という別名を持つという。『山城国風土記』逸文には,川を流れてきた矢を持ち帰り,それを戸の上に置いておいた娘が夫無くして子を生んだが,その戸の上に置かれた矢は松尾大明神であったとの記述があり,大山咋神,松尾大明神と棒あるいは矢との間に密接な関係があることを示す。
(佐佐木隆)
コトバンクより
まとめ
国会議事堂のすぐ近くにあり、小高い山の上に立つ山王日枝神社は、皇城の鎮(しずめ)として国家を守っている神社だなと実感できます。
日本三大祭にして江戸三大祭の一つの山王祭はとても有名で、三代将軍家光が城内で見たため「天下祭り」とも呼ばれています。
今回は時間がなく境内をゆっくり参拝できませんでしたが、再度時間を作っていきたい神社です。
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