赤坂氷川神社|江戸の姿を残す心静まる神社
東京十社巡りを始めようと思い、まず最初に訪れたのがこちらの赤坂氷川神社です。
今年は三貴神(天照大御神・素戔嗚尊・月読尊)のお札をそろえようと思い、素戔嗚尊を祀っている氷川神社へと参拝した次第です。
赤坂という東京の真ん中にある神社としては、意外に静かでまさに鎮守の森といった感じです。
氷川神社の森のなかにいると、ここが東京赤坂だということを忘れさせてくれる空間です。
東京都心にある神社はビルの中にポツンとたたずんでいますが、木の緑は心を和ませてくれますね。
こちらの神社の特筆すべきところは、社殿が空襲で焼失しておらず享保15年(1730)に建てられたままの姿を残していることです。
この社殿は8代将軍徳川吉宗が、老中水野忠之に命じ建立したもで、昭和51年(1976)に東京都の有形文化財(建造物)に指定されています。
2018年1月30日参拝
▼目次
沿革
赤坂氷川神社は天暦5年(951年)武蔵国豊島郡一ツ木村(人次ヶ原)に最初祀られ、1000年以上の歴史を有します。
創祀から100年後の治暦2年(1061年)関東に大旱魃が発生し、降雨を祈願するとそのしるしがあり以来よく祭事が行われるようになりました。
江戸時代幕府は多くの寺社仏閣に対して保護政策を取り、寄進や社殿造営をしています。
8代将軍 徳川吉宗が享保元年(1716年)将軍職を継ぎ、吉宗は同14年(1729年)老中岡崎城主水野忠之にに命じ、現在地(忠臣蔵・浅野内匠頭の夫人、瑶泉院の実家・浅野土佐守邸跡)に現社殿を建立しました。
さらに翌15年(1730年)4月26日に遷座が行われ、28日に将軍が直々に参拝しました。
以降、14代家茂公まで、歴代将軍の朱印状(港区文化財)が下附されています。
ご祭神とご利益
御祭神
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと・・素盞嗚尊の妻)
大己貴命(おおなむぢのみこと別名…大国主命)
(大國主命は多くの名前を持っています、大己貴命もそのひとつです。多くの名を持つほど立派な統治者ということです。)
ご利益
厄除・良縁・家内安全・商売繁盛
特に縁結びの御利益が強く、出雲大社東京分祠と東京大神宮と並び「東京三大縁結び神社」と言われています。
こちらの神社では、「縁むすび参り(良縁祈願祭)」を毎月一回開催しています。
予約制で、祈祷料3,000円です。
境内Pick Up
▼南側参道の鳥居
鳥居の向かい側は、アメリカ大使館です。
▼東側鳥居ーこちら側から入ると石段があり少し大変です。
▼狛犬
▼大銀杏
区の天然記念物に指定されている大銀杏です。
秋にもう一度見に来たいところです。
▼社殿
先週の雪が残っていて、参拝する人もまばらでした。
吉宗の時代は、倹約令が出されていましたので造りがとても質素になっています。
▼包丁塚
包丁塚ー赤坂青山料飲組合が使わなくなった包丁を奉納した塚です。
▼境内の梅
2018年1月30日に撮影したものですが、最強寒波が日本列島に停滞していても、梅の花が一輪咲いていました。
御朱印
▼御朱印
東京十社専用御朱印帳なので、右側に神社の沿革が記載されています。
初穂料は300円です。
周辺情報
周辺散策記事もアップしています。
基本情報
所在地 | 東京都港区赤坂六丁目10番12号 |
電話 | TEL:03-3583-1935 FAX:03-6441-2118 |
公式HP | https://www.akasakahikawa.or.jp/ |
主祭神 | 素盞嗚尊 奇稲田姫命 大己貴命 |
社格 | 准勅祭社・府社 |
創建 | 伝・天暦5年(951年) |
例大祭 | 9月16日 |
アクセス | 千代田線 赤坂駅 日比谷線・大江戸線 六本木駅 南北線 六本木一丁目駅 銀座線 溜池山王駅上記、各駅より徒歩8分 |
まとめ
幕末に活躍した勝海舟は、この近くに住んでいたようです。
こちらの稲荷神社は、4つの神様を合装しているので、海舟により「四合稲荷神社」と名付けられています。
四合を「しあわせ」と読ませています。
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