道場寺:豊嶋氏の菩提寺

2020年9月18日

道場寺本堂

道場寺は、練馬区石神井台にある曹洞宗の寺院です。最寄り駅は、西武池袋線石神井公園駅から徒歩17分ほどで着きます。

隣接して都立石神井公園があり、散策の場所としては最適です。

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▼目次

  1. 沿革
  2. ご本尊とご利益
  3. 境内Pick Up
  4. 御朱印
  5. 周辺情報
  6. 基本情報
  7. まとめ

沿革

道場寺開山はとても古く奈良時代の天平元年(729年)とされ、奈良東大寺の創建した行基作の阿弥陀如来を本尊としていました。

鎌倉時代になり建長寺などを創建し中国より渡来した大覚禅師に拝請し、建長5年(1253年)に臨済宗参学の道場となっています。

南北朝時代の応安5年(1372年)に石神井城城主藤原影村の養子で、執権北条高時の孫北條輝時が土地を寄進して堂宇を整えこの時から豊嶋山道場寺と号しています。

北條輝時は名前を改め豊嶋兵部大輔と名乗り、道場寺を豊嶋家の菩提寺としています。

戦国時代中期の文明9年(1477年)ころには豊嶋氏と太田道灌との間に戦が起こり、豊嶋氏は攻め滅ぼされ道場寺の堂宇もまた灰燼と帰しています。(石神井城も廃城となっています)

その後 道場寺がいつ再建されたか不明ですが、永禄5年(1562年)に小田原の北條氏康より虎朱印を拝領していますのでそのころには一度再建されていたようです。

ただこれ以降は文献が散逸していて詳しいことは不明で、堂宇もまた荒廃していたようです。

関ケ原の戦直前の慶長3年(1598年)に神井在住石塚氏の開基和尚は道場寺再興のために、勝光院二世を拝請して曹洞宗の寺院として中興し現在に至っています。

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ご本尊とご利益

ご本尊 釈迦牟尼仏
聖観音菩薩
薬師瑠璃光如来

 

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境内Pick Up

山門

道場寺山門

道場寺山門2

道場寺山門3  道場寺山門4

道場寺山門5
山門は、楓の緑の中にたたずむ趣の深い山門です。ただこの門からは寺域には入れず、右脇の道から入っていきます。

本堂

道場寺本堂

道場寺本堂3  道場寺本堂2
こちらの本堂は、天平時代開闢にちなみ奈良の唐招提寺金堂を模したものです。

ご本尊は、木彫りの三尊仏(釈迦如来・高祖太祖両祖師像)丈寸の聖観音像・薬師如来像が安置されています。

三重塔

道場寺三重塔
こちらの三重塔は、昭和四十八年に建立され、安置されている薬師如来の台座にはスリランカ国より拝受された仏舎利が奉安されています。

道場寺三重塔3  道場寺三重塔2

鐘楼

道場寺鐘楼

境内

▼客殿
道場寺寺務所
こちらの客殿は、平成八年(1996年)に曹洞宗改宗中興400年記念で建てられた建物です。

客殿で御朱印を拝受できます。

▼帝釈天像
道場寺帝釈天像

▼地蔵尊・石仏群
道場寺石仏

▼本堂より境内撮影
道場寺境内

 

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御朱印

道場寺御朱印

初穂料:300円

寺務所は、本堂右側の客殿内です。

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周辺情報

西武池袋線石神井公園駅から徒歩だと20分弱かかりますが、道場寺の手前には石神井公園がありますからいろいろと散策できます。

三宝寺池の一部には、国の天然記念物である三宝寺池沼沢植物群落がありますので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

4~5月にかけて「照姫まつり」が開催されています。照姫は太田道灌により滅ぼされた豊島泰経の次女で、落城時に三宝寺池に身を投げたという説話が伝わる姫君です。

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基本情報

所在地 東京都練馬区石神井台1-16-7
電話 186-3996-0015
公式HP 未開設
山号 豊嶋山
院号 無量院
宗派 曹洞宗
御本尊 釈迦如来
聖観音菩薩
薬師如来
創建年 天平元年(729年)
中興:慶長3年(1598年)
開山 観堂宗察大和尚(世田谷・勝光院二世)
開基 豊島輝時(応安5年(1372年)道場寺と号した年)
正式名称 豊嶋山無量院道場寺
札所等 武蔵野三十三観音霊場2番札所
文化財 北条氏康印判状(練馬区指定文化財)、文応元年の弥陀板碑(練馬区登録文化財)
アクセス 西武池袋線石神井公園駅より徒歩17分

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まとめ

下調べしていた情報と、当寺で頂いたパンフレットと寺の沿革に関して微妙に違っていました。あるサイトでは文中元年(北朝応安5年、1372年)に、大覚禅師を招いて創建されたと記載されていました。

大覚禅師ですが、1246年(寛元4年)に来日し、没したのが1276年(弘安元年)となっていますので、1372年に開山することはできませんよね。

ホームページを開設されていない寺社は、現場に行かないと分からないこともあります。

そんなところが、寺社巡りの面白い所です。

※「豊嶋氏(としまし)」の表記は、一般的に「豊島」を使いますが、道場寺パンフレットの表記にしたがい「豊嶋」を使いました。

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