中村八幡神社:タイムスリップしたような雰囲気の神社

2020年6月7日

中村八幡神社
東京都練馬区中村南にある神社で、西武池袋線中村橋駅もしくは西武新宿線鷺ノ宮駅より徒歩12分くらいで着きます。

住宅地の中に一箇所だけこんもりと杜が残っていて、ちょっとタイムスリップをした気になります。

このタイムスリップ感は、社殿や手水舎が江戸時代のものが残っているからなのでしょうか。

中村八幡神社の社殿と手水舎は、練馬区の登録有形文化財に指定されています。

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▼目次

  1. 沿革
  2. ご祭神とご利益
  3. 境内Pick Up
  4. 御朱印
  5. 周辺情報
  6. 基本情報
  7. まとめ

沿革

中村八幡神社の創建はわかっていませんが、『東京都神社名鑑』(1988年)という本によると、言い伝えとして正保年間(1644年~48年)以前の建立だとしています。

江戸時代の初期にはこの地にあり、旧中新井村の氏地でした。

都内の多くの神社は戦後の再建が多い中、当社の本殿は安永2年(1772年)に再建されたもので、練馬区内で最も古い建築物の1つです。

境内の手水舎の水盤は、 文政13年(1830年)の銘があります。

旧別当寺は、同じ練馬区内にある南蔵院です。

明治7年には、村社に列格しています。

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ご祭神とご利益

ご祭神
応神天皇

ご利益

総合運アップ、出世、開運、リストラ避け

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境内Pick Up

▼鳥居

鳥居は八幡神社特有の八幡鳥居でなく、神明鳥居です。

▼手水舎
中村八幡神社手水舎 中村八幡神社碑文

手水舎の水盤は、 文政13年(1830年)の銘があり、練馬区の登録有形文化財に指定されています。

神仏習合の名残で、水盤の正面には卍の印が朱色で彫られています。

▼狛犬


社殿前の狛犬

中村八幡神社狛犬6 中村八幡神社狛犬5
摂社右側狛犬(三社)

中村八幡神社狛犬3 中村八幡神社狛犬4
摂社左側狛犬

三社前の狛犬は、文政10年(1827)12月吉日銘が入っています。

▼社殿・拝殿
中村八幡神社拝殿
拝殿は慶応2年(1866年)に改築されたと記録されています。

中村八幡神社本殿

二棟が連なる八幡神社特有の作りです。拝殿後方の覆屋の中には、練馬区教育委員会の説明板だと小祠が収まっているようです。

この本殿に見える建物は覆屋で、この中に小祠がありそこが本殿です。(未公開)

覆屋に納まっている小祠。一間社、流造り、こけら葺。八角柱で土台建。向拝や虹梁の彫刻は素朴で、外面全体は赤く塗られていた痕跡がある。区内では古い建築物で、十七世紀頃の建築と推定される。(練馬区教育委員会掲示より)

練馬区での木造建築としては最も古い建物の一つで、練馬区の有形文化財に指定されています。

▼摂社・末社
中村八幡神社摂社

向かって右の祠は、北野神社・熊野神社・秋葉神社、中央の祠は、須賀神社、左の祠は、御嶽神社を祀っています。

摂社にお稲荷様がないのは、少し珍しいような気がします。

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御朱印

対応していません。

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周辺情報

中村八幡神社の最寄り駅である、西武池袋線中村橋駅の南側には千川通りが通っています。

この千川通り沿いには、多くの桜が植えられていて毎年「千川通り桜まつり」が開催されています。

また夏のおわりには、「中村橋阿波踊り」が開催されています。

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基本情報

所在地 東京都練馬区中村南3-2-1
電話
公式HP 未開設
(参考:中村八幡神社宮神輿青年部
主祭神 応神天皇
社格 旧村社
創建 不明(正保年間以前か)
例大祭 9月第2,または第3日曜日
アクセス 西武池袋線中村橋駅徒歩11分
西武新宿線鷺ノ宮駅徒歩13分

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まとめ

小さな八幡神社ですが、江戸時代のものが残っており貴重な存在です。中村橋の桜祭りや、阿波踊りを見に来るついでがあればぜひ寄ってみてください。

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