石神井 氷川神社:石神井城の守り神 氷川神社
石神井 氷川神社は練馬区石神井台に立つ神社で、西武池袋線石神井公園駅より歩いて16分ほどの位置にあります。
都立石神井公園内には、厳島神社や弁財天などいくつか神社がありますが、氷川神社が最も大きな神社です。
石神井 氷川神社は石神井郷の総鎮守社で、現在の町名では石神井台から石神井町・上石神井・下石神井・立野町までを含む地域を鎮守(守り神)しています。
神社の正式名称はただ「氷川神社」ですが、近隣の高野台にも氷川神社があるので区別するため石神井氷川神社と呼ばれています。
▼目次
沿革
石神井氷川神社の創建は古く、室町時代とされています。当社は室町時代の応永年間(1394年-1428年)ころ、東京の城西地区に大きな勢力を持っていた豊島(豊嶋)氏によって建てられました。
創建当初は、石神井川沿いの低地にあったとされています。
豊島氏は現在の豊島園に城を構えていましたが、西側の守りとして石神井城を造営しました。
この石神井城の守護神として祀ったのが、石神井 氷川神社です。
石神井氷川神社は、武蔵国一ノ宮である大宮の氷川神社から分霊したものです。
ご祭神とご利益
ご祭神
主神-須佐之男命
相神-稲田姫命・大己貴命(大国主命)
ご利益
「厄除け」「縁結び」「家内安全」「病気平癒」
境内Pick Up
▼鳥居
この日は、神社の前の道が舗装工事をしてい鳥居の撮影が下からとなってしまいました。写真を見て気が付いたのですが、扁額が取れたのかその痕跡が見えますよね!
三宝寺池から、石神井城跡を抜けてくると東鳥居へと着きます。
▼手水舎
▼狛犬
狛犬は二対鎮座しています。
▼社殿・拝殿
両脇のご神木も立派ですし、石神井公園に隣接しているのでとても緑の深い神社です。
▼神楽
昭和12年に造営された神楽は「流麗な美しい姿は都内の神楽殿の中でも特筆される」と書かれています。
▼社務所
窓口に呼び鈴があります。御朱印はこちらで拝受できます。
▼摂社・末社
境内社の数は多く北野、須賀、稲荷、八幡、三島社。また、御岳、浅間、榛名、三峰、阿夫利と山岳信仰の神社も祀られています。
末社の所にあるこの手水舎には、「石神井郷 鎮守社」とうい銘があります。
▼石灯籠
石神井城で滅んだ豊島泰経の子孫と言われている、旗本の豊島泰盈・泰音が元禄十二年(1699年)に奉納した石灯籠です。
伝説では、豊島泰経はここで討ち死にし次女の照姫は三宝寺池に身を投げ自害したと言われています。実際には石神井城の攻防の後も、豊島泰経は太田道灌と闘っています。ただその最期は不明です。
豊島泰経の子孫は、小田原北条や武田家・徳川家に仕えたとされていますが、旗本の豊島家と石神井城の豊島家が本当につながっているかは学術的には不明です。旗本豊島家は、名家豊島家の子孫であるとした系図を作成しています。
▼境内
新嘗祭のための水田です。
式場
御朱印
初穂料・・・500円
境内入り左側にある社務所で拝受できます。
周辺情報
石神井氷川神社に隣接して、石神井城跡があります。石神井公園に入り三宝寺池の南側から階段を上ると城跡があります。
説明書きがなければ城跡とは全く分かりませ。この城跡の脇の階段を登りきると、石神井氷川神社の東鳥居につきます。(説明文の写真はクリックすると拡大します)
基本情報
所在地 | 東京都練馬区石神井台1-18-24 |
電話 | TEL : 03-3997-6032 |
公式HP | http://www.ne.jp/asahi/hikawajinja/hikawahp/ |
主祭神 | 須佐之男命 |
創建 | 応永年間 |
社格 | 郷社 |
例大祭 | 10月第3土曜・日曜 |
アクセス | 西武池袋線「石神井公園駅」 徒歩15分 西武新宿線「上石神井駅」 徒歩15分 |
まとめ
石神井公園周辺は、三宝寺・道場寺・禅定院そして石神井公園内には厳島神社・穴弁天などいくつかの祠があります。半日くらいかけてゆっくりと回れるスポットです。
石神井公園駅は開発が進み食べるところや飲むところも結構ありますから、アフターも楽しめます。
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