小金井の「天神さま」~小金井神社~

小金井神社

今回は、小金井市周辺の総鎮守「小金井神社」へと参拝してきました。小金井市は、都心から中央線に乗り、吉祥寺の四つ先が「武蔵小金井駅」です。西武新宿線には、「花小金井駅」というの駅もあり間違えやすいですよね!!

小金井市には、桜で有名な「小金井公園」や名門ゴルフ場の「小金井カントリー倶楽部」があります。

小金井神社は、天神様を祀っていてます。学問の神様にお参りする人は多くいますが、都内の「天満宮・天神」としては小金井神社の知名度が高くないようです。

名前に「天満宮・天神」が含まれてないので、私も訪れて初めて知った次第です。

都内の天満宮・天神社を紹介しているサイトでも、見たことがありません。

今回は、隠れた天満宮「小金井神社」を紹介しますね!!

 

参拝日2023年6月6日

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▼目次

  1. 沿革
  2. ご祭神とご利益
  3. 境内Pick Up
  4. 御朱印・おみくじ
  5. 周辺情報
  6. 基本情報
  7. まとめ

沿革

小金井神社のパンフレットには、「天満宮・小金井神社」と書かれていて、天満宮だよとしっかりアピールしています。武蔵野国には、菅原道真の三男・道武が流されて来たためか、東京には意外と天満宮・天神社が多くあります。

当社の創建は、北条義時が執権になった元久2年(1205年)と伝えられています。ただその後、廃れてしまいます。

そんな小金井神社は、本能寺の変の翌年の天正11年(1583年)に、賀茂下出雲入道勝重という人物が近隣住民とともに資金を集め社殿を修築しています。

江戸時代の宝暦元年(1751年)には、当時名匠として有名だった江戸神田に住む粉川市正康信により、道真公の坐像(高さ42.4センチ)が彫られています。この座像は現存し、御神体として祀られています。

こちらの本殿は八代将軍徳川吉宗の跡を継いだ9代徳川家重・10代徳川家治の治世時代である宝暦年間の造営で、また拝殿は明治27年に建てられたものです。

本殿は平成4年に改築工事が施され、現在に至っています。

社号は、江戸時代までは「天満宮」と称してましたが、明治になり「天満天神」と改称しています。さらに明治3年には、小金井の里の総鎮守としてと地名にちなみ「小金井神社」とさらに改称し、現在に至っています。

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ご祭神とご利益

ご祭神 菅原道真
相神
御利益 病気平癒・学問成就・文学、書道、芸能の神

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境内Pick Up

小金井神社は、「武蔵小金井」駅から徒歩10分くらいの所にあり、普通の住宅地に一ヶ所こんもりとした森がありその中に鎮座しています。

▼鳥居

小金井神社

小金井神社後ろ

鳥居の後ろには、「天保十〇癸〇〇九月」と書かれています。天保は、江戸時代の1830年から1844年の期間で、「天保の飢饉」などがあり財政的にもひっ迫していた時代です。

扁額の文字が読めなくなっていて、歴史を感じさせる鳥居です。

▼手水舎

小金井神社手水舎

コロナ禍も終わり、手水舎も通常モードになっていました。ただ注意書きでは、口はゆすがないようにとは書いてありました。

▼狛犬

小金井神社狛犬左 小金井神社狛犬右

拝殿の前にある、立派な狛犬!

よくある狛犬は、獅子と狛犬がセットになっていて左右が違う顔をしているものが多いのですが、こちらの狛犬は同じように見えます。

小金井神社狛犬前左 小金井神社狛犬前右

こちらの狛犬は、鳥居をくぐってすぐに鎮座している狛犬です。

▼本殿・拝殿

小金井神社拝殿

改修したばかりに見える拝殿です。真新しい木の色が、印象的です。

小金井神社本殿

拝殿の後ろが本殿です。通常本殿には、一般人は入れませんし、見えにくくなっています。

▼神楽

小金井神社神楽殿

下側が囲ってあり、外装も剥げてきてますから、近々改築するのですかね?神楽殿は入って左側にあります。

▼社務所

小金井神社社務所

社務所は入って右側で、神楽殿と向き合う形であります。

▼摂社・末社

水天宮

小金井神社水天宮

水天宮は、天之御中主神あめのみなかぬしのかみ を祀っていますが、こちらの神社は伊邪那岐命、伊邪那美命、も祀っています。

天之御中主神は、日本神話で天地開闢のときに登場する神で、造化三神の一柱です。簡単に言えば、天地を創造した創造神で、一神教の神なら最高神という立場の神様です。

日本神話だと天照大御神が、最高神とされています。

稲荷神社

小金井神社稲荷神社

納所

お札などを納める社です。稲荷神社のわきにあります。

▼境内

牛の像

小金井神社牛の像

多くの天満宮の牛は、黒くて撫でれるようにもう少し低い位置にありますが、こちらの牛は結構高い位置にあります。神社により違いがありますよね!!

布多天神牛

参考までに、調布市にある布多天神の「牛」です。皆が撫でるので、黒光りしています。

力石

小金井神社力石

いくつかの神社で見ますが、力自慢の男たちが持ち上げたという力石です。20キロもあるそうですが、現代人より小柄だった江戸時代の人たちが、これを持ち上げたというから驚きです。

石うす塚

小金井神社石うす塚

一体何かと思ってしまいましたが、臼を供養している塚です。

小金井神社の境内に在る石臼塚は  昭和48年生活用具であった臼を一同に集めたものです。  臼には、米を脱穀する「からうす」、精白する「陣がらうす」、  餅をつく「たちうす」、精粉する「石うす」があります。  全国には筆塚、針塚は数多くありますが、  石臼塚は非常に貴重です。  小学校の教材にもなっています。

小金井神社HPより 

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御朱印・おみくじ

小金井神社御朱印

初穂料・・・500円

受付時間:午前9時~午後4時

社務所:鳥居より入り右側

この御朱印は、「夏越の大祓」限定のもので、6月1日から7月初旬まで頂けます。

小金井神社おみくじ

初穂料・・・300円

かわいい牛の人形の中におみくじが入っています。

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周辺情報

金蔵院

金蔵院

武蔵小金井駅から小金井神社に行く途中にあるのが、真言宗の寺院の金蔵院です。

正式名称は、天神山金蔵院観音寺と言い真言宗豊山派のお寺さんです。ご本尊は「十一面観音菩薩」で、別棟に薬師堂があります。こちらの寺院は、小金井神社の別当寺でした。

静かなお寺さんで、心静まる雰囲気があります。

護摩祈願も薬師堂で、常時受付しています。(参道入って左側)

護摩祈願料・・・200円

 

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基本情報

所在地 〒184-0012 東京都小金井市中町4-7-2
電話 042-381-3500
公式HP http://www.koganeijinja.com
主祭神 菅原道真公
創建 元久2年(1205年)
例大祭 9月第4日曜日
アクセス JR中央線「武蔵小金井駅」南口 徒歩10分

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まとめ

マイルールでお参りを済ませ、心の中で「撮影許可」を祈ってから撮影しています。今回はもちろんこの作法にのっとりお参りしてから撮影を始めたのですが、一番のメインになる拝殿を撮影し忘れてしまいました。お参りし御朱印を頂きなどと、ついバタバタしてしまいました。

心落ち着かせて、参拝しないといけませんね!!

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※記事の情報は、参拝当時の情報となってます。

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