日本で唯一の気象神社が鎮座する高円寺氷川神社

2021年5月4日


JR中央線高円寺駅南口から歩いて3分くらいにあるのが、高円寺氷川神社です。正式には、ただの氷川神社なのですが、他の氷川神社と区別するために高円寺氷川神社と呼ばれています。

高円寺氷川神社は坂道の途中にあり、坂をおりきり少し行くと当社の別当寺であった高円寺があります。

こちらの神社は、日本唯一の存在である気象神社のほうが有名で、気象予報士の試験を受験する方が多く参拝するようです。

以前テレビで石原良純さんが申しておりましたが、気象予報士の試験は東大の受験より難しいとのことです。

相当に難しい試験なのでしょうね、こういうあまり有名でないレアな神社のほうが霊験あらたかな気がしますよね!!

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▼目次

  1. 沿革
  2. ご祭神とご利益
  3. 境内Pick Up
  4. 御朱印
  5. 周辺情報
  6. 基本情報
  7. まとめ

沿革

高円寺氷川神社の詳しいことは、焼失しており解らないようです。創建について口碑によれば、天文年間(1531~1544年)で、近隣にある曹洞宗高円寺の創建と同じ頃といわれているようです。

ネットで調べると天文年間は、1532~1555年となっていますが杉並区教育委員会の看板には上記の年代が書かれていました。

天文年間は、戦国時代後期織田信長が天文3年に生まれています。

社伝によれば は源頼朝が奥州征伐の際、この地に着き、安達藤九郎盛長に命じて社殿を建立させたとも、家臣の村田兵部某が高円寺村にとどま農民となった時、大宮の氷川神社を勧請して社殿を建立したのが起源ともいわれています。」(杉並区教育委員会看板より)

頼朝の時代と信長の時代では、400年くらい時代の差異があります。

源氏の武将たちは東北に遠征するとき街道の関係から、現在の環七から環八の間を通り東北地方に赴いています。

その頃にできた祠や神社が、戦国時代や江戸時代に再建された例は数多くあります。

江戸時代になるとこの地域の鎮守としての記録があり、近隣の高円寺が別当寺を務めていたことも解っています。

 

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ご祭神とご利益

 ご祭神 素戔嗚尊
 相神
 御利益 勝負運・厄除け・防災招福、五穀豊穣・恋愛成就・縁結び

気象予報士合格守り

気象予報士テスト合格専用の御守りを令和2年12月5日より授与しています。

御守画像はこちらをクリックしてください。

初穂料・・・500円

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境内Pick Up

▼鳥居

高円寺氷川神社鳥居 高円寺氷川神社石碑
※画像クリックで拡大します。

▼手水舎

▼狛犬

高円寺氷川神社狛犬右 高円寺氷川神社狛犬左

▼社殿・拝殿

高円寺氷川神社社殿

▼気象神社

気象神社一の鳥居

気象神社二の鳥居

気象神社

気象神社絵馬
気象神社を名乗っている神社は、日本で唯一こちらの神社だけです。気象神社の存在が、こちらの高円寺氷川神社の最大の特徴と言えます。

もともとこの気象神社は、高円寺の隣町であった馬橋4丁目(現高円寺北4丁目付近)にあった旧陸軍気象部の構内に鎮座していた神社です。

戦後公の機関で神道を祀ることが出来なくなり、こちらの高円寺氷川神社に遷座しました。

この神社には、陸軍の観測員たちが予報が当たるようにと毎日祈っていた神社です。現在の技術で天気予報の当たる確率は80パーセント以上ですから、当時は神に祈る気持ちはうなずけます。

気象神社の御祭神は、思金神おもいかねのかみ(思兼神)と言う神様で、当社では「八意やごころ思兼神」と表記しています。

この神様の事を知っている人は、ごく稀だと思いますのでここで少し解説します。

思金神は造化三神の一柱の高皇産霊神たかみむすびのかみの子で、天照大御神が天野岩戸に隠れた時に出てくる神様です。

この神様がいろいろな策や考えを巡らせて、天照大御神を岩戸から出すための方策を練ったのです。

天の岩戸の神話から、この神様は「思慮の神様」「知恵の神様」と言われるようになりました。

また暗黒世界から、光のある世界へと導いたので、気象にも通じる神様と考えられたようです。

▼末社

高円寺氷川神社内稲荷神社

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▼境内

高円寺氷川神社境内 高円寺氷川神社告知

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御朱印

初穂料・・・500円

受付時間:公式ツイッターで公表
平日 : 9時 ~ 14時

土日・祝日 : 9時~16時

社務所:社殿右側に社務所がありその横に御朱印授与窓口があります。

※書置きは社務所にて授与します。

※高円寺氷川神社の御朱印は、月替わりにて変わります。

※気象神社のお天気ハンコは、その日の天気で変わります。

※コロナ禍の現状当面御朱印は書置き対応

参拝したのが2時を過ぎていたので、御朱印は頂くことが出来ませんでした。高円寺氷川神社の御朱印を頂きたい方は、公式Twitterで確認してから参拝してくださいね!!

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周辺情報

宿鳳山高円寺

この日の本当の目的は、高円寺内にある双龍鳥居を見に来たのです。

双龍鳥居は、品川神社と馬橋稲荷神社と高円寺内稲荷神社の三社のみで、東京三大鳥居とも呼ばれています。

境内に入ってみると2か所ほど撮影禁止のポールがあり、撮影を断念してきました。(結構境内を撮影しているサイトはありますけどね!!)

宿鳳山高円寺

▲高円寺山門

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基本情報

所在地 東京都杉並区高円寺南4-44-19
電話 03-3314-4147
公式HP https://koenji-hikawa.com
主祭神 素盞嗚命
社格 村社
創建 諸説あり
例大祭 8月27日・8月28日
アクセス JR高円寺駅南口より徒歩3分

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まとめ

コロナ禍が収まり、御朱印が書置きでなくなったら午前中に出かけ頂きたいものです。

高円寺は、古着屋などもあり町を散策するのも楽しい街です。

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※記事の情報は、参拝当時の情報となってます。

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