早稲田 穴八幡宮|金銀融通の御利益のある「一陽来復の御守」
東京メトロ東西線早稲田駅からでてすぐにあるのが、「一陽来復」の御守りで有名な穴八幡宮です。
10年ほど前叔母が、こちらの神社の「一陽来復の御守」を我が家のために持ってきてくれました。
適当な私は、数年ダイニングに張っておき、近くの神社に納めに行きました。
その時は知らずに随分と適当なことをしてしまいました。
今回はちゃんと供えたいと思っています。
「一陽来復御守」は、期間限定での頒布です。(冬至から節分まで)
特別感がありますよね!!
2021年参拝してきました
2021年も「一陽来復」のお札を頂きに参拝してきました。
でも今年コロナ禍のために、露店が一件も出ていませんでした。
例年ですと参道両脇には、ぎっしりとお店が並んで賑わっているのですけどね!!。
静かな神社も、落ち着きますけどね!!
毎年露店がぎっしり並んでいるので、手水舎の全景を見たことがありませんでしたが、初めてそのすべてを見ることができました。
▼目次
穴八幡宮沿革
東京の八幡様は、多くが源氏由来の所が多いですが、こちらの穴八幡宮もまた源氏由来の神社です。
こちらの社伝によると1062年(康平5年)、東北の安倍氏を倒した源義家が凱旋の途中、現在の早稲田の地に兜と太刀を納め、八幡神を祀ったと言われています。
前九年・後三年の役と言われる、源氏による奥州征伐の時の話です。
源頼義・義家親子に由来する神社・史跡は、東京には数多くあります。
1636年(寛永13年)、この地に旗本などの馬術訓練や流鏑馬のための馬場が作られ、こちらの八幡宮を守護神としたとされています。
1641年(寛永18年)、宮守の庵を造るため、社僧良晶が南側の山裾を切り開いていると横穴が見つかり、中から金銅の御神像が現れた。掘った人は「芽出度い」と大喜びし、以来、「穴八幡宮」と称するようになった。3代将軍徳川家光は、この話を聞いて穴八幡宮を幕府の祈願所・城北の総鎮護とした
出典:ウィキペディア
現在でも小高い山の上に鎮座している穴八幡宮ですが、江戸時代にこの山のすそ野にある横穴よりご神像が現れたと言います。
それ以来こちらの八幡宮は、穴八幡宮と称するようになりました。
その穴は「神穴」と呼ばれ、今でも社殿の奥深くで祀られています。
歴代将軍は、穴八幡宮で流鏑馬を奉納するなどこちらの宮を大事にしていたようです。
将軍家だけではなく江戸庶民もこちらの神社を熱く信仰しており、特に蟲封じの祈祷は有名です。
蟲とは、生きた虫ではなく「癇の蟲(子供の夜泣きなど)」「浮気の蟲」「ギャンブルの蟲」「浪費の蟲」などを言うようです。
東京の神社仏閣は、東京大空襲により焼失したものが数多くありますが、こちらの神社も1945年の空襲によりその多くの建造物が消失しています。
戦後になり1961年(昭和36年)、御鎮座900年事業として本殿再建工事を開始しています。
そして1989年(平成元年)、幣殿、拝殿工事にも取り掛かっています。
近年では、1998年(平成10年)に隨神門を、室町時代の様式にて再建しています。
一陽来復御守(期間限定の御守り)
「一陽来復御守」は、金銀融通の御守として有名です。
お守りを受け取れる期間は、毎年冬至の日から翌年節分の日までの期間拝受できます。
この御守をお祭りするのは、冬至・大晦日・節分の夜の十二時に行います。
一度付けた御守は、その一年間動かさないことが原則です。
配布時間
冬至~大晦日 朝8時から夜7時 冬至の日だけは午前5時から午後9時迄
正月~節分 朝9時から夕5時迄
初穂料・・・800円
一陽来復懐中御守・・・お財布などに常に入れておきます。
初穂料・・・400円
穴八幡宮Picture
鳥居
社殿は岡の上にあり、階段は結構急です。
隋神門
こちらの隋神門は、平成10年に室町様式にて再建されたものです。
手水舎
布袋様から水が出ているというユニークな手水舎です。
手水舎の隣に布袋尊像を形取った水鉢で、自分の体の辛い部分をなでると回復する?
この布袋様は、社宝のレプリカだそうです。
本物は、新宿区指定有形文化財(工芸品)に指定されています。
狛犬
なかなかの迫力のある狛犬です。
境内スナップ
▽流鏑馬
江戸幕府の将軍は、たびたび参拝するほどの重要な神社でした。
八代将軍吉宗は、世継ぎの疱瘡平癒祈願のために流鏑馬を奉納しました。
高田馬場流鏑馬は、新宿区指定無形民俗文化財に指定されています。
▽境内
一陽来復の御守を拝受するための長蛇の列です。
▽松
▽穴八幡宮出店
▽神武天皇
穴八幡宮御朱印
初穂料・・・参拝者の気持ちで決めてください。(こういう場合私は、500円をお納めしています)
頒布場所・・拝殿左側窓口
▽ご注意
「一陽来復御守」配布期間は、御朱印はいただけません。
穴八幡宮基本情報
所在地 | 東京都新宿区西早稲田2-1-11 |
電話 | 03-3203-7212 |
主祭神 | 応神天皇・仲哀天皇・神功皇后 |
創建 | 1062年 |
例大祭 | 9月15日 |
主な神事 | 流鏑馬(体育の日) |
アクセス | 地下鉄東西線「早稲田駅」 徒歩3分 |
まとめ
私は学校が高田馬場でしたので、この辺りはとても地元感があります。
でも、穴八幡宮の前は通過した事はあるのですが参拝したのは今回が初めてです。
「一陽来復御守」を貰いましたので、毎年来なくてはいけなくなりました。
うちの叔父は、生前冬至の日早朝から並びこの御守を毎年拝受していました。
ルーズな私は、平日頂ける日にのんびりと今年から拝受するようにします。
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