芝散策|桜の名所芝公園~芝大神宮・増上寺・芝東照宮散策
昨年から東京十社巡りをしています。
各神社すべてではありませんが、お花が有名な所や近くに大きな公園がありそのシーズンに回ろうと考えています。
今回は桜のシーズンなので、芝公園に近い芝大神宮に詣でて周辺を散策していきます。
関連記事:東京十社巡りで、心に癒しを!!〜元准勅祭社を巡る散歩〜
▼目次
コース案内
都営浅草線大門駅⇒芝大神宮⇒増上寺⇒御成門⇒芝公園⇒芝東照宮⇒都営三田線芝公園駅
芝公園周辺は、江戸時代でいえばそのすべてが増上寺の境内と言ってよい地域です。
大門駅周辺は江戸時代は門前町でしたが、今はビジネス街と変容しています。
大門をくぐれば、今でもある意味では増上寺の域内と言ってよいのでしょうね。
芝大神宮
大門駅出て徒歩三分くらいのところにあるのが、芝大神宮です。
でもその前に腹ごしらいです。
大門の駅出てすぐに目に入ったのが、「麵屋虎杖(めんやいたどり)」と言うお店です。
カレー担々麺と言う変わったラーメンなので惹かれて入ってみました。


豚しゃぶカレー担々麺 900円です。豚肉が柔らかく、カレー味に合います。
辛さわ後から結構来ました。
でも、カレーの辛さと担々麺の辛さが微妙にマッチしていて初めての味わいでした。
ジャンル:ラーメン
アクセス:都営大江戸線(環状部)大門(東京都)駅A3口 徒歩1分
住所:〒105-0012 東京都港区芝大門2-4-2 Dビル1・2F(地図)
周辺のお店のネット予約:
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・海鮮×個室居酒屋 海斗~kaito~ 新橋店のコース一覧
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周辺のお店:

情報掲載日:2019年3月29日
お腹も満たされたので早速芝大神宮へ!!
▽芝大神宮
大門の交差点を、新橋方面に百メートルほど歩くと芝大神宮につながる参道へすぐ出ます。
門前の参道が意外に広く、見えた鳥居も立派で大神宮の名にふさわしい風格です。
こちらの神社の創建は古く、平安時代の一条天皇(在位986~1011年)の時代とされています。
創建:寛弘2年(1005年)
大神宮と言う名称はあまり聞かないですよね。
東京では、伊勢神宮の別院である東京大神宮も大神宮を名乗っています。
大神宮とは、皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)の総称で、伊勢大神宮をさします。
伊勢神宮は呼称で、本来はただ「神宮」と呼びます。
他の神宮は、その前に地名などが付きますが総本山である伊勢神宮は本来は「神宮」とだけ呼びます。
芝大神宮の祭神は、伊勢神宮と同じ天照大御神と豊受大御神を主祭神としています。
相殿には、源頼朝と徳川家康も祀っています。
桜の季節なので、おみくじも桜の形をしています。
初穂料300円
芝大神宮の周辺では、以前(江戸時代くらい)はショウガが栽培されていて、そのショウガを神前に奉納したところ風邪をひきにくくなったと評判になり、例祭期間中に生姜を授与しているそうです。
七福茶としょうが茶各300円。社務所にて販売しています。
この生姜飴は、御朱印を頂くと一個ついてきます。
▽御朱印
所在地: 〒105-0012 東京都港区芝大門1丁目12−7
電話: 03-3431-4802
芝大門から三門へ
芝大神宮を後にして大門通りへと向かいます。
▽佛願寺
芝大神宮の参道から大門通りへ向かう横道に佛願寺という小さな寺院が有ります。
札幌にある日本最大の涅槃仏を本尊とするお寺の別院だそうです。
大門金太郎は、「七つの大罪」のホークのようですね。(さらに言うとホークの兄ワイルド、の方がより似ていますかね!!)
漫画を読んでない方には、解らない話ですいません。
所在地: 〒105-0012 東京都港区芝大門1丁目14−3
電話: 03-6459-0707
▽芝大門
大門通りへ出ると早速芝増上寺の大門が迎えてくれます。
大門を抜けるとこれより、増上寺の域内です。
江戸時代では、江戸でも屈指の大寺院で徳川家の菩提寺でもありました。
大門をくぐると左右には子院のお寺が立ち並んでいます。
大門通りから一歩中に入ったところに、常照院という瀟洒なお寺さんが有ります。
大通りから見事な桜が見え、桜に呼ばれ立ち寄ってみました。
▽常照院
所在地: 〒105-0011 東京都港区芝公園1丁目8−9
電話: 03-3431-4989
▽松林公園
増上寺三門前には日比谷通りが走っていますが、通りに沿って約400メートに渡り松林の公園があります。
これは寛永17年(1640年)に、幕命により三門の左右に松を植林したのが始まりです。
これを戦後、都が復元したものです。
この松林があるおかげで、都会の喧騒と増上寺周辺の閑静な寺域とを隔てる空間になっていてほっとさせてくれます。
▽三門(三解脱門)
日比谷通りに面するこの堂々とした朱塗りの門が、三門(三解脱門)です。
この三門は、三解脱門と言い、食欲、瞋恚、愚痴の三毒を解脱してくれるという意味があります。
瞋恚-しんい・しんに
仏教用語。心作用の一つ。仏教の教えのなかで特に心の働きを中心に説明する倶舎宗では,不定地法の一つとみなしている。また唯識の教えでは,三毒の煩悩の一つとして修行者にとっての最大の障害とみている。六煩悩の一つ。自分の心にかなわないことに対し憎しみ憤る心作用のこと。
この三門は、東京都内に残る建築物としては最古のものです。
建立は慶長16年(1611年)で、徳川家康によって建てられました。
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増上寺境内
三門をくぐりいよいよ増上寺の境内に入ります。
この日は平日でしたが、さすが増上寺参拝客が大勢いました。
▽増上寺大殿と東京タワー
皆さん増上寺の大殿と東京タワーをセットで写真を撮っています。
撮影のポイントとして上の写真でも写りこんでいますが、松の枝を入れるのがワンポイントとなります。
この松は、アメリカ第十八代大統領グランド将軍が植樹した由緒ある松なのです。
大統領は、明治12年7月に来日したというから、百年以上の月日の経った松なのですね。
▽増上寺大梵鐘
山門をくぐり境内に向かって歩くと右側にこの大梵鐘が有ります。
この梵鐘は、延宝元年(1673年)4代将軍家綱の命により鋳造されたものです。
大きさは、高さ一丈(3メートル)、重さ四千貫(15トン)という巨大なものです。
江戸の庶民は、「西国の果てまで響く芝の鐘」と語っています。
もちろんこれは江戸庶民の洒落で、近くに西国大名の島津家・有馬家の藩邸があってのことですが、江戸市中の7割にまで響いたとされています。
▽御朱印
初穂料300円、大殿右側安国殿にて授与
所在地: 〒105-0011 東京都港区芝公園4丁目7−35
TEL:03-3432-1431/FAX:03-3432-1437
公式HP:http://www.zojoji.or.jp/
関連記事:徳川家の菩提寺〜芝の増上寺
芝公園から芝東照宮へ
増上寺に関する記事は、別項で参照していただき、増上寺周辺を時計の反対回りで散策を続けます。
まず日比谷通りを北側に向かって歩いていきます。
そこには、増上寺の二天門があるのですが、こちらは仮囲いされ見ることが出来ませんでした。
七代将軍家継の霊廟の門で、多聞天と増長天が脇侍として守る
二天門は現在では東京プリンスの敷地にあり、将軍の霊廟の門と言うよりプリンスホテルの門のような感じです。
御成門駅で左に曲がり、御成門に至ります。
▽御成門
御成門は、本来増上寺の裏門なのですが、将軍はこの門から増上寺に参拝したことから御成門と呼ばれるようになりました。
元々は、御成門交差点付近にあったものを明治時代に道路新設により現在地に移設されました。
増上寺周辺の公園は、ほとんどが芝公園というネーミングになっています。
管理が都であったり区であったりとかいろいろあるようですね。
▽芝東照宮
芝東照宮のご神体は、徳川家康が60歳の時自ら命じて作らせた等身大の寿像です。
家康は遺言でこの寿像を、増上寺に安置することを残し、死後安国殿を作り寿像を安置したのが当社の起源です。
明治になり神仏分離令が発せられ、増上寺から離れ東照宮を名乗るようになりました。
本殿は戦禍により焼失しましたが、寿像は無事に残り今でも御祭神としてこの地に鎮座しています。
寿像は、昭和38年(1963年)に東京都重要文化財に指定されています。
昭和44年(1969年)8月17日に現在の社殿が完成しています。
本殿の左側に社務所が有り、そこで御守御朱印が授与されています。
当日残念ながら、社務所の方がお留守で御朱印はいただけませんでした。
御朱印初穂料500円
所在地: 〒105-0011 東京都港区芝公園4丁目8−10
電話: 03-3431-9658
まとめ
浜松町はビジネス街ですが、ほんの少し増上寺まで足を延ばすとそこは落ち着いた癒される空間です。
平日でしたから、増上寺の境内はにぎわってましたが、芝公園は静かでのんびりとできます。
松林公園が、結界の役割をしているのですかね?
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